なぜ自然派?~10年後の髪とお肌と健康のために~

ヘナの歴史

ヘナは、5000年も前の古代エジプト時代から頭髪、爪、手足の彩色に使われてきました。
また、傷、火傷、打撲、殺菌、咳、染毛剤、マニキュア、抜け毛予防として、原産国のみならず
欧米を中心に広く愛用されてきました。 日本に於いては、主に染毛用として使用されています。

ヘナについて

ヘナの葉に含まれるローソニアアルベという成分が肝臓の毒素を排出、ナフトキノンという成分が子宮の働きを整えるといわれています。
アーユルヴェーダでは、身体の毒素排出、炎症抑制、新陳代謝を良くする薬として使われています。

また、ヘナの葉には、ローソンという酸化型赤色色素成分が含まれておりこの成分が、毛髪の主成分であるケラチン(たんぱく質)に絡む性質があり、髪に被膜を形成しトリートメントとしてまた、オレンジ色に発色することで白髪を染めることができます。

使用されるヘナは、葉と茎を乾燥・粉砕してパウダーにしたもので「ナチュラルヘナ」と呼ばれるものは、葉以外のものは一切加えていないヘナパウダーのことです。

ヘナに化学染料ジアミンを加えている商品もありますが、これは染まりが早いのですが、化学染料が皮膚に浸みて痛みを伴ったり、かぶれたり、頭皮や髪を弱めたりする場合があるので注意が必要です。
良質な「ナチュラルヘナ」は綺麗なウグイス色で粒子が細かいパウダー状で抹茶や薬草に近い香りです。

4種類のハーブについて

1.ヘナ(ミソハギ科)

インド中近東など熱帯地方に多く自生する低木(シコウカ(指甲花)ともいう)産地の異なる条件により、産地ごとにヘナの性質が微妙に異なります。インドの北西部に位置するラジャスタン地方は、ヘナの栽培に必要な気候、土壌、水が最も適していて 良質なヘナが収穫できる地域と言われています。
ヘナのトリートメント効果
  • 髪の保湿力を高めツヤがでる
  • 髪を紫外線から守る
  • 髪にボリュームがでる
  • 硬い髪やクセが落ち着く
  • 健康な髪に戻す働きがある
  • 脱毛予防、育毛促進
  • 繰り返し使用することで櫛のとおりが良くなる
ヘナのカラーリング効果
  • 白髪をオレンジ色に染色
  • 個々の皮膚の色にあった発色(2、3日目に色が落ち着く)
  • 地肌から塗布ができます
  • 頭皮に色がつきにくい
  • 頭皮、髪に栄養を与えます
  • 髪と頭皮にやさしい
  • 刺激臭がない

2.インディゴ(マメ科)

 南インド・チェンナイで栽培されたインディゴを使用。インディゴは、インディゴブルーといわれ、ジーンズを初め藍染として布等の染色剤として使われています。殺菌効果が高く、柔道着などの帯の染料にも使われています。
トリートメント&カラーリング効果
  • ヘナで白髪がオレンジ色に染まった部分にのせると赤みを抑える働きがあります。
  • 髪にのせている時間(回数)によって茶色~黒色(ダークブラウン)まで白髪を染めることができます。
  • 殺菌作用があり頭皮をきれいにし、髪に栄養を与えます。

3.アーマラキー

 アーマラキーは、アムラ、アンマロク果実とも呼ばれ、インド、インドシナ、台湾中国南部に自生。現在は、栽培もされています。宇宙最初の木とも言われています。
アーマラキーとは看護婦(母のように治療のできる人)という意味で、財運、愛情、長寿を与える象徴とされています。果実、花、葉、幹、木全体が薬として使われ、アーユルヴェーダでは、「アーマラキー」「ハリータキー」「ビビータキー」この三つの果実は生命エネルギーのバランスを保つ果実といわれています。
熱に強く壊れにくい性質のビタミンCが豊富に含まれています。またポリフェノ-ル・ペクチン(食物繊維)鉄分などミネラルも多く含み、外用薬としてのみならず、飲むことで体の抵抗力、免疫力を増強させます。肝臓機能障害、便秘、糖尿病、貧血、喘息、眼病等に効果があり、強壮剤、若返りとして珍重されています。
※ ビタミンC:オレンジの約20倍  レモンの約10倍以上
※ ポリフェノール:赤ワインの約10倍
トリートメント&カラーリング効果
  • 抗酸化物質の含有量が多く、髪の成長を促進、頭皮の若返り効果があり、シャンプー&リンストリートメントとして使用されます。
  • ヘナの発色と色の安定を助けます。

4.ハ―バルブレンド

アーユルヴェーダに基づいた7種類のハーブをブレンド
  • アンマロク果実(アーマラキー) ⇒上記記載
  • アカシアコンシナ果実(シカカイ)⇒フケ防止、頭皮、毛穴、髪の汚れをとる。
  • ツボクサ葉エキス(ブラーミ)⇒神経系統の働きを良くし心を落ち着かせる。
  • アルニカ ⇒血行促進、血液浄化
  • バラエキス ⇒収れん、消炎作用、女性ホルモンバランスを整える。
  • ビャクダンエキス ⇒リラックス効果、消炎・鎮静作用、皮膚強化。
  • ヘナ ⇒上記記載
トリートメント&カラーリング効果
  • 頭皮、毛髪のみならず、体全体のバランスを整えます。

ヘナ足湯

                            

足の血液循環が悪いと内臓の血流に影響を与え内臓機能が低下すると老廃物が上手く排出されずむくみの原因にもなると言われています。ヘナハーブを入れた足湯は、全身の血流をよくし内臓機能の働きが高まり体内の老廃物代謝を高めるそうです。ヘナのナフトキノンという成分は、肝臓の機能を活性化する働きもあると言われ、肝臓の働きが活性化することで老廃物の排出力や免疫力が高まります。足には、神経や毛細血管が集中するところでもあるそうで全身が温まりリラックスできます。また、全身が温まることでヘナ染めにも効果があります

 

 

 

ヘナ応用編

シャンプー・トリートメント

おもにアーマラキーに使用します(4種類のブレンドでもOK)。アーマラキーをぬるま湯を加えマヨネーズ程度のペースト状にして頭皮に塗布します。2~3分放置してお湯のみで流します。頭皮と毛穴の汚れや余分な皮脂を吸収して洗い上がりスッキリ、さっぱりします。

アーマラキーとヨーグルトでお肌のパック

プレーンヨーグルト大さじ2、アーマラキー大さじ1をよく混ぜて顔全体に塗ります。2~3分放置して洗い流します。
アーマラキーは、ビタミンCがオレンジの約20倍と多いので美白効果があると言われています。

関連記事

PAGE TOP